釣った魚の写真をカッコよく残したい。

そのとき、できるだけ印象を強く残そうと思ったら「目」がもっとも大切だと私は考えています。

ここにこだわるだけでも、一枚の印象が大きく変わってくるのです。

今回は、これまでいろんなシチュエーションで魚を撮ってきた私なりの考えをまとめてましたので、釣った魚を撮るときの参考にしてみてください。

スマホでも簡単に実践できますよ。

まずは環境つくりから

私の場合は、できるだけ魚を元気な状態に回復させてから撮るようにしています。

リリースを前提としているなら、地面が濡れた場所で撮ることも大切です。

これで必要以上に魚を傷つけずに済みますし、不意に暴れる確率が下がります。

コツとしては、片方のエラが軽く水に浸かる程度が理想です。

すると魚は呼吸しようとして口をパクパクさせます。

欲を言えば流れもあると理想ですが、これで魚も少しは苦しさが和らぐはずです。

「目」にこだわる

魚も少し元気になって、撮りやすい環境を整えたらいざ撮影。

このとき、もっともこだわるのは「目」です。

ピントも「目」。

ここが生命感を大きく決める部分なので、特に集中します。

そして写真を撮ったらぜひ確認していただきたいのが、魚の目線なのです。

魚を撮るときはカメラやスマホを魚に近づけて撮ることになると思いますが、このとき魚が元気であれば、目線がレンズの方を向きます。

睨み返されているような状態といっても間違いはないでしょう。

この目線が向くかどうかが、生命感を伝えるうえでとても大切だと私は考えています。

死んでしまった魚の目と比較するとわかりやすいのですが、この場合は目に力がなく、睨み返されるような目線も返ってきません。

釣ったことの証明になる

そして、生命感のある写真は釣ったという確かな証明にもなります。

釣りにおいて、目に力があって、生きている状態の魚を写真に収めるには、そこで釣るしかありません。

メディアで使われる写真として、より多くの人に信用していただくためにも、私は魚の生命感には特にこだわって撮影しています。

ここに力が宿っているかどうかで、写真を見た人が受ける印象も大きく変わってくると思うのです。

写真にもこだわりたいという釣り好きの方は、「目」を意識して撮影してみてくだいさいね