きっかけは日本文化の深掘りから。魚類画家の「大野麥風」を知る。
ここ最近、日本文化に興味が深まっていて、色々と調べていました。
今回は、その時に出会った画家と作品集のご紹介です。
直感ですが、自分にとって今後とても強く影響を受ける人物になると思っています。
その画家というのが「大野麥風」(おおの ばくふう)という画家。
木版画を得意としていた画家で、特に明治時代に活躍していた人物です。
お察しの通り、得意とする被写体が魚を中心とした水生生物です。
日本文化について調べていた時、昔の人が魚をどのように描いたのか気になって検索してみたら、一番に出てきたのがこの大野麥風でした。
そして画像検索で作品を見ていると、今にも動き出しそうな魚たちを描いたその世界観に一気に引き込まれたのです。
魚の特徴の捉え方が細やかで、動きの表現も立体的。
昔の技術でどうしてここまで表現できるのか、不思議でならなかったのと同時に、深く感銘を受けたことを今でも覚えています。
そうなると、もっと知りたいと思う欲求はとどまることなく、約10年ほど前に作品展が開催されていたのを知りました。
さらにそこで画集が販売されていた事を知り、その画集の中が見たくてどうしても手に入れたい。
こうしてネットで販売業者を探したり、美術館に電話したり、古本屋の在庫リストを片っ端から見漁ったり。
やがて行き着いたのがフリマサービス(メルカリ)で、なんとか1冊購入することができたのです。
ほとんど意地になって探し回りました。
さて、あとはこれをどう活かすかは、自分次第。
まずは、魚の写真を撮るときの構図や、動きを表現する際のレパートリーを増やすために活用していこうと思います。
いろんな分野に幅広く興味を持つことってやはり大切ですね。