九州国立博物館へ。長沢芦雪と日本刀。
休日らしく文化的な場所で時間を過ごしてきました。
自分にとって興味が尽きない、日本文化に関連することの深掘りです。
久しぶりに足を運んだ九州国立博物館。
開催中の「長沢芦雪」と「日本刀」の特別展示を見に行ってきました。
今回のメインである「長沢芦雪」は江戸時代に活躍した絵師だそう。
迫力のある生き物の描き方や、大胆な構図で脚光を浴びた人物とのことでした。
そんな絵師の考え方や作品に直に触れられる機会は珍しいもの。
見て歩いていると、色々と考えが思い浮かんだので、とてもいい刺激をもらえたように感じています。
そしてもうひとつのお目当て「日本刀」。
実は、日本刀を見るのは結構好きで、youtubeに上がっている製作工程(鍛錬)の動画は何度も見ています。
時間にして1時間近くあるのですが、それでもいつも黙々と見入ってしまうのです。
そんな日本刀好きな自分にとって、目の前に本物がたくさん並んでいる光景はとてもワクワクする場所でした。
ちなみに、日本刀と言葉だけ聞くと、どれも同じように見えるから結局一緒じゃないか、なんて言葉が聞こえてきそうですが、よく見ると1本1本の形や形状、波紋や細かなデザインなどの違いがあっておもしろいのです。
そこには流派なども関係しているのですが、刀剣には人の心が宿るとはよく言ったもので、これを作った人がどんな思いを込めて1本を仕上げたのかな、なんて考えていると時間はあっという間に過ぎていきました。
それに少し真面目なお話をしておくと、これが釣り竿だったらという視点で見てみるとまた違った考え方が生まれます。
釣り竿もパッと見はどれも同じですが、そこには細かな違いやこだわりがあって、作った人の考えや思いが反映されています。
それを伝えるのが、カメラマンやライターとしての自分のお仕事でもあるので、ではこの日本刀たちの説明文はどう書かれているだろう、どこを見せたいのだろう、なんて考えながら違う視点で見てみると、ハッとさせられることがありました。
そして帰りは、いつものように図録を買って満足の休日。(お香も買いました)
今回の刺激を、上手く自分の感性に取り入れていきたいと思います。