「6月の風は魚の口にエサを吹き込む」

釣りにまつわるこんな言葉がロシアにはある、と開高健氏の「眼ある花々/開口一番」を読んで知りました。

夏が旬の魚もあれば冬に元気な魚もあるけれど、この時期はあらゆる魚がいきいきとしているのだと。

たしかに1年を通して考えると、6月はいろんな魚が活気づいていることに気づかされます。

ちょっと具体例を上げてみると、春に産卵するヒラマサやブリは、この時期は回復に向かってエサを活発に捕食するようになります。

スリムな体格ですが動きは俊敏であることから、ボクサーにも例えられたりしますね。

夏にハイシーズンを迎える根魚のアコウは、これから捕食を活発に行うようになるでしょう。

淡水面だと、ブラックバスは引きが強い時期ですし、渓流は雨で水量も増して釣りやすい季節でもあります。

雨が多い時期ということで、ウナギ釣りも楽しみやすいです。

簡単に例を上げただけでもこれだけ出てきます。

6月はいろいろな釣りが楽しい季節なのです。

そしてこんな光景も。

雨水が砂浜を削っていました。

雨は川の流れに勢いをつけ、その流れとともに運ばれる栄養が海を豊かにします。

大切な自然のサイクルなのですね。

そんな海で釣りもしてみたのですが、結果はダツに遊ばれただけでした笑

まだまだ下手くそです。

悔しい思いをしたので、またリベンジしようと思います。

早いもので1年はもう半分も経過。

悔いなく過ごせるよう、一眼レフ担いでガンガン出かけていきます!